二人の気まずい空気……。




「ゴメン…急に…」



テツは思いきって口を開いた。


「ホント…マジで急すぎるよ…」



香澄は涙が止まったが、テツの顔が見れない……。



「…うん、ゴメン。」



「ここじゃ…なんだから、上がってっ!」


香澄はテツを部屋に入れた…。



「お邪魔します…」



テツは玄関からリビングに通された。白を基調としたシンプルなリビング…。テツが持っていた、香澄のイメージと同じだった…。