同時に…カスミの背中に翼が見えた……。




「…カスミ!!」



テツは、涙を拭いながら叫んだ。







「…テツ。今度こそ…本当のサヨナラだね。…やっと、悔いがなくお別れできるよ…」





「カスミ…カスミ……」




「…テツ、笑って…笑った顔のテツが、世界一大好きなんだから……バイバ…イ………」




ス―ッと……カスミは消えた……。