「いきなり…何っ!?」




カスミは、優しい顔で…ゆっくり言う。





「…テツ。私、さっきも言ったけど…テツの苦しい心が私の中に流れてくるって言ったじゃない。それと同時に、テツの周りの人の気持ちも…流れてくるのね…!?例えば、聖斗くんとか。テツの心配と恵ちゃんとの将来の心配で、悩んでたり…。恵ちゃんなら…やっぱり聖斗くんと同じように、同じ事を悩んでた。そして…テツのバイト先の人達も…。コンビニの店長さんもかなり、心配してるよ。でも…一番心配して、悲しんでいる人がいる……」




カスミは、何かを感じながら、涙した。