「…私が、もうすぐ居なくなってしまうのに…これ以上テツには迷惑掛けられないもん…。でもね、だけど…どうしても…香恋と亜澄は産みたかったんだよ…。女として、私は…自分の命より、自分の子供達を選んだんだよ。…こんな事は自分勝手だってわかってたんだよ…。綾女ちゃん達夫婦に迷惑掛けちゃうし。…テツには、知らない間に自分の血を引いてる子供達がいるわけで……あﾞ〜何言ってるかわかんなくなったよぉ〜〜〜!!」




テツは、カスミの頭を撫でて、優しく言った…。




「わかったよ…ったく。変わらないな、カスミは…」





「テツ…？」