恵子とカスミは、テツのアパートに向かった…。



「本当は…テツくんと喋りたいよね…?」




「…でも、誓約だから…仕方ないよ」



「綾女さんには…会えないの?」



「会ったら、綾女ちゃんと別れ辛くなる。…でも、香恋と亜澄には…会いたいな…」


「可愛い姪っ子達だもんね〜。すごく可愛い娘達だよ!そういえば、なんとなく香澄の小さい頃に似てるなぁ…」



「…そっか。私に似てるんだ…」



カスミの顔は、少し哀しげな笑顔だった…。


恵子は、香恋と亜澄の秘密を知らない…。



もし、恵子が…香恋・亜澄と香澄の秘密を知ってしまったら…。



そんな事を思うと、少し複雑な想いがカスミを苦しめる…。