テツは、彼女を部屋に入れた…。
2人は手を握り合っていた。



テツは、彼女に問いかける。



「…君は声が出ないの?」




「…………」



女性は相変わらず、キョトンとしている…。





紙とペンを女性にわたしながら、テツは聞いた。




「声が出ないのなら、紙に書いてよ…君の名前は?」



女性は…スラスラと紙に書いて、テツに見せた…。