ふと時計を見ると針が11を指していた。


「コンビニでも行くか」


小腹も空いてきたし。

てゆーか晩飯食ってねえし。


一人暮らしだから

どうしても生活が不規則になる。


高2でこれはやばいよなーなんて思いながら

あたしはカーディガンを羽織った。


8月といっても流石に夜中は肌寒い。


アパートの階段を下りる足音がやけにうるさくて

なんだか無性に泣きたくなった。


つい3時間程前には

この階段を2人で歩いたのになあ。

なんて。


そんなことを思っちゃったりして

綺麗なさそり座に笑われてる気がした。