「いや、楽しかったよ」




その時だった。




「あれ、あそこに洞窟みたいなのが見えない」




タカルコワが森の奥のほうを指差して言った。




ヨリモフも洞窟がわかったようだ。




「本当だ。なにか岩の壁に横穴があるね」




「行ってみよう」




二人は洞窟の方へ向かった。




そして、洞窟の入り口のところまで来た。