「まあ、散歩に来たと思えばいいか」




二人は森の中を歩き続けた。




だんだん、日が傾きはじめてきた。




二人はあきらめ始めていた。




「もうそろそろ見切りをつけて帰ろうか」




ヨリモフが言った。




「そうだね。なんか変なことにつき合わせてしまって悪かったね」




タカルコワが謝った。