「そうしたら、昔、戦争で避難した市民が保管していたらしきものを見つけたんです」




「はい」




「それを、古物商に持っていったらとても高い値段で引き取ってくれました」




「へえ、そうなんですか」




「もしかしたらまだあるかもしれません。もし、お暇でしたら一度足を運んでみてはいかがでしょうか」




「それはいいことを聞きました。ぜひ時間を見つけて行ってみたいと思います」




その後、二人は簡単に挨拶した。




そして、タカルコワは劇場を後にした。