「はい、今からでるね」




ナスタから返事があった。




どことなく明るい雰囲気だった。




今日は楽しい一日になりそうだな、とタカルコワは思った。




二人は車でリュテナ遺跡まで向かった。




「ちょっとしたピクニックみたいだね」




タカルコワが話題を振った。




「そうだね。お弁当も作ってきたの」




「本当に」