「だからぁ、嫌われてるのかどうか
ハッキリさせるのにもいい機械じゃん?

直球勝負の冴でしょ??」

コーヒー牛乳を飲み干して力んだ春名は
居酒屋にいるオヤジに見えて
思わず笑ってしまった

「なに?」

「いや、勇ましいなーっておもってさ☆」

ウインクして答える

「もうぅ。
とにかく迷ったときは直進するのが冴のいいとこだよ?

当たって砕けろって言うじゃん。」

「当たって砕けたらヤダよぉ・・・。」

「骨は私が拾ってやるよ!」

花の咲いたような笑顔が私の背中を押した

告白かぁ・・・

考えようとしても先生の冷たい表情が浮かんで
私の勇気の妄想をかき消した

ふぅー・・・

肩に留まった花びらを吹飛ばす

モヤモヤが心に広がっていく・・・