先生の家は学校の裏山の上…
だと思うところにある


曖昧なのは
いつも
先生に連れてきてもらってるし

気が付いたら
先生の家にいる事が多いので

先生の家までの詳細は解らなかった



学校までは来たものの…

どうするべきか…

携帯を取りでして先生に電話をしたが
繋がらない…



「うーん。」

校門の前で悩んでいると


「おい。」

低い女の子の声が聞こえた

「え?」

私?

声の方向に振り返ると
日傘をさした
黒髪の女のこ

瞳は燃えるように赤い

でも
その姿には見覚えがあった

「あ!
コウモリちゃん!」


思わず声を荒げた