ヒュンッ!


すると
瞬く間にライカンは割れた窓ガラスをすり抜けて


森へ消えていった




「待って!!」




なんとか先生の手を抜けて窓際まで駆け寄ったが

時既に遅し


森は静まり返り
暗闇が支配していた