怖い!!

怖い!!


怖い!!


恐怖と緊張感で体が全く動かない


「修二!」


学園長の声が響いた
その瞬間
先生は私を背中から抱き締めたまま天井高くジャンプした



私たちの下を
茶色の物体が素早くすり抜ける



心臓が止まりそう

無意識に先生の腕を力一杯握っていた