『もしもし…』


少し不機嫌そうな隼人さんがでた。


「練習終わりました。」



『春江?』


「はい。」


『すぐ行く』


…ブチッ



携帯をしまって、カバンにバッシューやらタオルやらを詰めているときだった。

「沙羅!梅田先輩が呼んでるよ!」


え?


慌てて部室を飛びだしたら

隼人さんが寒そうにあたしの名前を呼んでいた。