「あーあ、洗濯物が」



「さーらっ。好き。」



隼人さんの顔がまた 近づいてくる。




あたしは咄嗟に目を閉じた。



口に柔らかいものが触れて、そのあと隼人さんが囁いた。





「バスケって10人いりゃあ試合できるよな?」




あたしはその言葉を理解するのに結構時間がかかった。



梅がおばさんになる日は、ちかいかもしれない。






End