先輩達がシュートを決めていく中、あたしは何もできずにいた。




あー、足手まといだ。あたし。



あたしは何の為にコートに立っているんだろう?



自分のため?



しかたなく?



ううん。



あたしがここに立っているのは、チームが、この監督が、あたしを必要としてくれたからだ。