私はぼーっとしたまんま家に帰った。


その日の夜私は親友の菜々美に電話した。


「もしもし、菜々美?」

「うん、結衣どうかしたの?」


菜々美は小学からの親友。
なんでも相談できてかなり信用してるんだ…。

「実はね…?」


私は帰りにあった事をすべて話した。

「結衣って本当に惚れっぽいよね(笑)」

「今回は本気なのー!」


菜々美の言う通り私は本当に惚れっぽい。

でも今回はいつもと違うんだ。


本当に本当に本気なんだ。


「分かった分かった。
んでどこ高の人なの?」

「んーわかんない…
でも美人さんと竜ちゃんて呼ばれてた男は多分同じ学校だよ!!」


「なんでわかるの?」

「だって同じ校章してたもん」

「女も校章ある学校は2高しかないな、どんな制服だったの?」


制服?よくおぼえてない…
あっ美人さんがきてた制服ならなんとなく覚えてる!


かなり似合ってたからね。