祁俐「多分、"あの事"ってやつのせいで、蓮梛様や李様は、心を開こうとしないのかもしれない。」

朔朶「でも、残りの侑流と弥愛は?」

祁俐「あの子たちは、忘れようと努力しているのかもしれない。」

朔朶「そうか。」

祁俐「そのうち話してくれるのを、待っておこう。」

朔朶「そうだな。」

俺たちは、そんな話をしながら、時間をすごしていた。