最近では日課のように一緒にお昼を食べる。
今日は屋上で、と約束をしていたからと来てみれば。
もう由衣はこの状態だった。
……俺がちょっと遅れてきたことが原因だろうか?
「遅れてきたことなら謝るから。ごめん、な?」
屋上から出ていこうとする由衣の腕を捕まえ、素直に言ってみる。
が、しかし。
「…あ、謝んないでよー、バカちひろぉー!うわーん」
抵抗はしなくなったものの、大声で泣き出してしまった。
あぁ…、俺、さ。
由衣の泣き顔、弱いんだって。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…