「っ……はぁっ…!」
「一週間分のキス、これ食べ終わるまでするからね?」
まーくんは、息が上がったあたしに箱詰めのチョコを見せつけながら笑った。
「ムリだ……っ!」
抵抗しようとすれば、また甘いチョコのキスで封じられる。
このまま、チョコと一緒に溶けてしまうんじゃないかと思う。
それもいいかな、なんてあたしはまーくんに溺れてる。
とりあえず。
「ねぇ…、仲直り…?」
キスの合間に聞けば。
「もう一週間会わないとか無しな?」
珍しいまーくんの拗ねた顔が見れたから。
ねぇ、まーくん。
可愛すぎて鼻血が出そうです。
(来年からもチョコ作ってね)
(え、でも甘いもの苦手…)
(美世が食べさせてくれるでしょ?)
(あの、いや……はい…。)
チョコレートはいかがですか?
fin.