「は!!?」 思わずコーヒーを噴きそうになり 慌てて口を抑える。 「だ……………誰にだよ!?」 「さぁ?先輩だったんじゃねー? けど好きな人いるからって、断ったらしい。」 「ふーん………」 あいつがモテることは、はなから知ってたけど…………… 目の奥の方がジーンと染みるように熱くなる。 男だから泣いたりなんて かっこわりーからしないけど、 心のそこから叫びたくなった。 ……今頃になってコーヒーが苦く感じた。