腰をかがめて、あたしに最大限に近づく。 顔と顔の距離、10㎝ほど。 「・・・っ。」 「顔、赤い。」 「だ、だだ、だって・・・ 近い・・・!!」 あぁ、泣きたいわ。 ていうか、もう目が潤んでるような気がする。 「・・・お前さ、バカだろ。」 あたしを見る、渡辺の目が変わる。