一拍おいて、藍羽ちゃんが先に口を開いた。 「友達じゃ、ないよ。のんかは。」 そこまで言って、伏せ気味だった目線をあたしにしっかり合わせた。 「”親友"だよ、のんか。あたしにとって、のんかは親友なの。 ——誰よりも、大切で特別な友達なんだよ。」 ぎゅ、とそのまま抱きついてくつ藍羽ちゃんに 心底驚いた。 「え・・・てっきり嫌われてたのかと・・・」 遠慮がちに言うと 「うん、そう思ってるんじゃないかなって思ってた」