あんまり、好きじゃない。



合わないと、思ってた。藍羽ちゃんとは。


なのに・・・






「お、のんか氏じゃねぇか。——・・・っておい。」





・・・今思ったんだが。






あたしと藍羽ちゃんのケンカの原因って。





目の前にいる、こいつのせいじゃないのか?





「お、理・・・」




「なんで泣いてんの?」





耳につけていたイヤホンを外しながら聞いてくる。





「え、や。そのー・・・?ね。」