私…


私はどこにいればいいのだろう?



みんなが慌ただしく自分の仕事をこなしていっている中、私ただ一人だけがその中で立ちすくんだ。



そんな私にいきなりドンっと衝撃がはしった。





「痛っ」




私はその場に強く尻餅をついた。



「何よ、もう!!」




すぐさま立ち上がって振り返ったが、そこには行き交う人が多すぎて誰が私を押し高なんて特定できなかった。



「もう…なんなのよ…」




慌ただしく人々が行き交うのを見て、自分自身がすごく邪魔であることを感じた。





邪魔…か…



なんて嫌な響きなんだろう。





こんなところにいたって仕方がない。


ここを仕切る人はただ一人。

それなら私が行くところなんて決まっている。