たしか、この道であっていたはず……なんだけど? 美月の遺品を手に、琥珀は道に、森の中で迷っていた 鋼に連れられてときに、車からちらりと覗いて道順は覚えていたのだが…… 「ここは……どこ?」 日が沈みかかっているために、辺りは暗くなってきた どうしようかと焦っていると、風も吹いていないのに、ガサガサと林が動いた 驚いてそちらの方を見る ――が、なにもいない