+--+--+--+--+--+--+--+

「……琥珀様」


どうしたらいいのか


昔から他人と関わるのが苦手な鋼は、他人とどう接するべきなのかがわからなかった


……あんな顔をさせてしまった


心臓に針が刺さったような痛みが鋼を襲う


鋼が動けないでいると、首を傾げながら近江が、こちらに向かって歩いてきた


「……あっ、お兄様」


「……どうした?」


「今琥珀様とすれ違ったのですが、様子が変だったのよ?何か知らない?」


「……え?」


俺のせいだ……


やはり傷つけてしまった