何も異常がないのを確認すると、近江を呼んで車から降ろした 「あんたが鋼か?」 「……あなたは、京介様ですか?」 近江を降ろしてすぐに、鋭い目つきをした男が鋼に近づく 「そうだ。で、あんたが鋼なんだな」 「はい、そうです」 自分が鋼であることを京介に話すと、京介は殺気立って強い力で鋼を殴った 「あんたらがいるせいで月子が死んだんだ!」 「お兄様!」 殴られた鋼に近江がとっさに駆け寄る