「何を笑っているのだ?」 「今日の神威様が可愛く見えるのでつい‥…」 「それは男として複雑だな」 小さく笑うと、神威は外に目をやる 「なぁ美月」 「はい」 「今から出かけないか?」 「どちらにですか?」 「庭だ。少しそなたと散歩がしたい」 「いいですね。ご一緒させてくださいまし」