+--+--+--+--+--+--+--+
就任後、新たな頭領を祝うための宴が開かれた
心浮き立つ者たちは酒を片手に、次々に料理をたいらげていく
「おめでとうございます琥珀様。ささっ、お飲みになってください」
「ありがとうございます。でもお酒は……」
鬼神院に酒を勧められるが、琥珀は酒が苦手のため、断る
「さぁ！今宵は新しい頭領に祝して、飲むぞ！！」
百鬼派の臣下が酒を持って場を盛り上げていく
それにつられて他の鬼たちはどんどん酒を飲む
そんな中、主役である琥珀は、その場を動く事が出来ないため、見える範囲内ではあったがある人物を探していた
「琥珀様。何か召し上がりますか？」
すると近江がすっと琥珀の横に座る
「え？あぁ大丈夫よ。それより鋼はどこにいるの？」
