「ではここに、百鬼琥珀を頭領に任命します」


老長は横に置いていた刀を取ると、琥珀に渡す


「これは頭領の証です」

「証……」


きっとお父様も手に取ったはずの刀


琥珀は意を決して刀を受け取り、頭よりも高く持ち上げる


そしてゆっくりと振り返り、鬼たちに証を見せる