「女の分際で頭領になれると本気で思っているのか!」 「それを決めるのは貴方ではありません。……玄二様と要様を連れて行ってください」 鋼をちらりと見てそう言い放つ 鋼は一度頭を下げると、また頭を下げて玄二の前にたつ 「ご同行お願いします」 わかっている。そう玄二が眼で訴えると、大人しく鋼に従った 要は逃げ出す恐れがあり、鋼は要の腕を掴んで部屋を退出した