「琥珀様、こちらがあなたが今日から住む屋敷です」 車から降りると、見たこともない、大きな屋敷が建っていた 「ここにお父様とお母様が住んでいたのね」 琥珀は屋敷をじっくりと見た どこか懐かしい雰囲気を感じるわ…… 「……琥珀様、屋敷の中に入りましょう」 後ろから鋼がそう囁く 「わかったわ」 お父様とお母様のいた場所に、今私もいる それが嬉しくてたまらなかった