「後悔……」


後悔ってより、要様と結婚なんて嫌よ


私は要様より、鋼が……

「結婚、したくないよ」

「琥珀様……。なにもできない近江をお許しください」


床に手をつき、頭を下げる近江


「そんなっ!近江は何も悪くないよ!」


「いえ、そんなことはありません。鬼島様との結婚を止めることは近江には出来ません」