「……月が綺麗だ」


美しく輝く月を、鋼は見つめる


明日は最終試験


琥珀様には頑張って欲しい


あのお方なら立派な頭領になってくれるはずだ


そうに違いないと、何度もうなずくと、鋼は見回りを再開したのだった