「なら、俺の言うことはなんでも聞くか?」


「えぇ」


南の返事のに、白雲の口元が上がる


怖いくらいの綺麗な笑みを浮かべる白雲


「南、よく聞け。俺をここから出すのは今ではない。もう少しまて」


「……わかった」


牢の中に手を入れ、白雲の手を強く握った


この時の南は、幸せ絶頂だった


白雲が怪しく笑っているとは知らずに