私、ちなつと、リュウは同居している。

もう、であって五年目だ。

しかし。最近リュウは夜遅くに帰ってくる。

きっと。もう私のことはどうにも思っていないだろう。

きっと。私なんかよりも良い女の子と遊んで居るのだろう。

こんな日が来ることは。
ずっと、ずっとわかっていたつもり。

なのに。

涙が出てくるのは。

君のせい。


こんな事を毎日思っている私はきっとつまらない女だろう。

今日もこんな事を考え、一応リュウの分のご飯もつくり、置いておく。

そして。寝る。


私が生きているのはこんな毎日だ。

多分。これからもずっとこうだろう。

いっそ、別れたほうが、幸せなんじゃないか?そう思えば思うほど。私の中の悪魔は。

『せっかく素敵な人を見つけたんだ。手は離さない』

という。

私の気持ちは・・・・

わからない。