『やばい…お米きらしたんだった』
夜ご飯の支度をする前に炊飯器の中をみて気が付く。
小悪魔ちゃん達が昼寝している間、楓は「また、明日♪」と大きく手を振って帰っていった。
「おねぇ!
今日の夜ご飯何?」
時刻は夕方の4時半。
二人は同時にお昼寝から目を覚ます。
『何がいい?』
「カレー!!!」
そう叫びだすハナとコウに失望する。
カレーにはご飯が必要不可欠…。
面倒くさいけど、今日は私がお昼を作るの忘れていたし、ちゃんと作らないと。
『じゃあ、今から買い物いくよー』
お気に入りのダボダボパーカーを羽織る。
オシャレだってしたい。
だけど、お買い物をするにも小悪魔ちゃん達と一緒。
二人はまだお留守番が出来ない。
これも我慢しなければならない。