そんなある日。
お母さんは私達を残して他界した。
あまりにも突然の別れだった。
原因はストレスによる自殺だった。
私は悔やんだ。
私達がお母さんにストレスを与えていたのだと…。
私がお母さんのストレスに気づいてあげればこんな事にはなっていなかった。
私のせいだって。
私がお母さんを殺した。
私がお母さんを苦しめた。
だけど、私は周りの人に助けられた。
北海道に住むおばあちゃんは私に向かって「あんたは何も悪くない、悪いのはお母さんだよ」と言った。
親友の楓も「優奈が悪いんじゃない、優奈はまず残された兄弟を大切にしなきゃ!」ってそう私に言った。
そして、肝心なお父さんは「全てはお父さんのせいだ。すまない。
許してくれなくていい。
皆と一緒にいたいけど、これ以上君たちを苦しめない為にはこうするしかないんだ」
そう言って毎月仕送りをした。