―・・・


「おっはよ~」


後ろからとっても元気のいい声が聞こえてきた。

しかし、いつまでたっても返事が返ってこない。
可哀そう・・・。


「藤咲さん、おはよ」


え!? あたし?
てか、誰?


「え!? おはよう?」


振り返ると、


「ぷはっ
 なんで疑問形?」


と言って笑う、織田くんのお友達
五十嵐悠馬くんがいた。

え? なんで?
一回も話したことないよね・・・。


「俺、藤咲さんと話してみたかったんだ!」