ガチャ。。。

あたしが連れて来られたのは屋上。
着いたとたん、璃音はくるっと振り返ってあたしの方に向いた。


「ほんっとごめん!!

 あたしのせいで・・・。」


「え!?
 何言ってるの、あたし大丈夫だよ?」


今にも泣きだしそうな璃音に笑ってみせた。


「嘘。
 あんた、泣きそうな顔してる。」


そう言って璃音は辛そうにさらに顔を歪めた。


気付かれちゃってたんだ・・・。
ホントは辛くないわけない。
1年間ずっと思い続けている人に不愉快って言われたんだもん。