そこは
小さな屋上のような場所で

目の前には
美しい景色が広がっていた。



『すごい…。
こんなに素敵なところがあるなんて…』




私は思わず
見とれてしまっていた。





『あっ…。
もうこんな時間だ。
体育館 行かなきゃ。また来よう』



こうして私はこの場所を離れた。



この時
私以外の誰かが
この場所にいたことには
全く気づかずに…―――。













「…??誰だ?今の女。」