陽向とあゆのことは
嫌いじゃない。
私が一線を引いてることを
ちゃんとわかってくれてる…。



でも
ずっと一緒にいるのは



………やっぱ 無理だ。



『ごめん。私 先に行くね』

「「えっ?」」



驚く二人を置いて
私は学校へ急いだ。






……―――。


目の前には大きな建物と門。

気づくと学校に着いていた。

まだ早いのかほとんど人はいない。

『えーっと、私のクラスは…A組か』

そして私はA組の教室に向かった。

扉を開けて中に入り
自分の席を探した。

窓側の一番後ろ

外にはグランドが広がっていた

『うーん。入学式は9時からだし
まだまだ時間あるなぁ。
他の人が来る前に教室出よ』

こうして私は教室をあとにした。