心の中の

弱い小さな感情の種を

わたしは簡単には出てこないように

優しい水も
愛という肥料も
決して届かないだろう

土の奥底に植えてしまった



その代わりに
もっと強い花をわたしは育てようとしたの


水も肥料も何もいらない
決して枯れない
凛とした強い花を―――。