『陽向が立候補するなんて珍しいね』


今まで
無理矢理やらされることは
あったけど…


「あぁー…
あゆ委員長とか初めてだし
少しでも助けられたらと思って…」


そう言った陽向は
少し顔が赤くなってた


そういうことか…。
やっぱ
陽向は面倒見いいね


「陽向…。ありがとう〜」

「よしよし。」


陽向はあゆの頭を撫でた。


本当に
仲がいいんだなぁ
本当の兄妹みたい…


「じゃあ そろそろ帰ろうか。」

『あっ…私はもう少し残るから。』

「えっ
待ってるよ?」

『…いい。先に帰ってて。
じゃあね。』


困惑したあゆと陽向を置いて
少し強引にその場を離れた。






そして
"あの場所"へ向かっていた。