「いや・・・俺だけ、残ろうって、前から考えてたんだ。けど、理由ないと切り出しにくくて・・・。彼女いるとか言えば、かっこいいじゃん?で、春くらいまで付き合えばいいかなって・・・って、やっぱり嫌だよな。こんなこと・・・。」

「・・・いいよ。」

あたしは口にした。

「いいよ」って・・・。

許可の言葉を。