新幹線の扉がしまった。

「・・・彰」

走り出す新幹線。

それを追い掛けるあたし。

窓から、必死に何か叫んでる彰。

「彰ーーっ。」

新幹線は走り去った。

「あき・・・ら。」

あたしはその場に泣き崩れた。

周りの人にしてみれば、大袈裟だったかもしれない。

だけど、あたしにとって、毎日一緒にいた彰の顔をなかなか見れないってことは、大問題だった・・・。

だけど・・・どこかに確信があった。

あたし達は、くじけないと・・・。