しばらくたって、あたしと彰は、背中合わせに座った。

なんとなく、顔を合わせるのが恥ずかしくて。

「・・・ありがとう。」

彰からの言葉。

あたしは、何にありがとうなのかわからなくて、ただ黙って頷いた。

「・・・俺も、言いたいことがある。」

「・・・何?」

なんとなくわかってた。

これから、返事をされるんだ・・・。

「俺・・・。」

あたしは、目を瞑った。